リチャード・ディクタス氏がUNV新事務局長に就任

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マラウイの国連ボランティアとのUNDP現地代表離任前の最後のバーベキュー・パーティー。毎年12月にディクタス氏は、国連ボランティアと交流を図る為にバーベキュー・パーティーを企画していました。(UNV)

ドイツ・ボン 2013年1月2日、昨年10月16日にヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁から新しい国連ボランティア計画(UNV)事務局長に任命されたリチャード・ディクタス氏がUNV本部(ドイツ・ボン)に着任しました。ディクタス氏は、フラビア・パンシエ-リ氏からUNV事務局長職を引き継ぐことになります。

ディクタス氏は、2009年から国連常駐調整官兼UNDP常駐代表を務めたマラウィから25年間の様々な国連機関での職務経験を持って、UNV本部に到着しました。

これまでの偉大な業績にも関わらず、「平和と開発の最前線の過酷な環境の中で活動する7300人の国連ボランティア、それを支える150人の優秀な本部、東京、ニューヨークのスタッフ、そして世界86か所の現地事務所を持つ」自身がこれから指揮をとる組織に対して畏敬の念を表しています。

マラウィで、ディクタス氏は、すでに、様々な専門性を持って活動している国連ボランティアとの豊富な経験を持っています。ディクタス氏がUNDP常駐代表を務めたマラウィでは、50人以上の医師の国連ボランティアが首都や地方の病院に派遣され、地元の医療従事者に対して知識と技術移転を行っています。

昨年8月に発行されたUNVマラウィのニュースレターの編集後記にディクタス氏は寄稿し、いかに医師の国連ボランティアが、「マラウィの人々の命を守り、持続可能な開発のためのボランティア精神を伝えているか」を述べています。

昨年5月にディクタス氏は、一人の医師の国連ボランティアが主導して実現した、マラウィのブランタイアにあるクイーン・エリザベス中央病院の集中治療室へのドイツの病院から寄付された医療器具の引渡の統括を行っています。「マラウィの集中治療室での深刻な基礎医療器具の不足を知った一人の国連ボランティア医師が、彼女のドイツの友人と有志の方々に訴えたのです。引渡式で、私は、寄付されたベンチレーターを使って治療を受けている少年を見て感動しました」とディクタス氏は言っています。

同じニュースレターの編集後記で、ディクタス氏は、気候変動の課題に取り組むマラウィの国連ボランティアの役割も賞賛し、「国連ボランティアは、7つの自然災害誘発区域でコミュニティの住民を動員して、7万本の植林をしました。さらに、雨水を利用した栽培用のダムが作られ、洪水を防止するための水位計測所が設立されたのです」と述べています。

マラウィでの勤務に先立って、ディクタス氏は、イエメン、スーダン、レソト、バングラデシュ、パキスタン、ニューヨークのUNDP本部、そしてフィジーの国連機関で勤務しました。ディクタス氏は、オランダのトゥエンテ大学で行政学と開発学で修士号を取得しています。

 

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