国連総会が決議「次の10年におけるボランティア活動の統合」を採択

ニューヨーク:国連総会は、ブラジルと日本が共同提案した国連総会決議「次の10年間におけるボランティア活動の統合」を12月20日採択しました。
決議は:
●ボランティアリズムが、貧困削減、持続可能な開発、保健、教育、若者のエンパワメント、気候変動、防災、社会統合、社会福祉、人道支援、平和構築、そして、とりわけ、社会的排除と差別の克服に向けられたいかなる戦略の重要な要素であること」を認知し、

●ボランティアリズムが、若者が平和で包摂的な社会を作るために参加し、リーダーシップをとる機会を与えると同時に、技能を獲得し、能力を強化し、雇用可能性を向上するような機会を提供することを強調し、

●加盟国に2012年7月に仙台で開催された世界閣僚級防災会議での議論を踏まえ、防災におけるボランティア活動の統合を奨励しています。
最後に決議は、2015年の国連総会で、この決議の勧告の実施状況について報告すると共に2015年からの10年間、そしてそれ以降にボランティア活動を平和と開発のための活動に統合するための行動計画を策定し、提出することを国連ボランティア計画に要請しています。

国連総会決議 67/138(英語)