元国連ボランティアによる震災支援活動

国連開発計画(UNDP)でプログラム・マネージメント・スペシャリストとして活躍している高須直子(たかすなおこ)さんは、2005年から2年間、パキスタン大地震の緊急・復興支援に対応するために、UNVプログラム・オフィサーとして国連ボランティア計画パキスタン事務所を立ち上げ、管理・運営に携わった経験を持っています。今回の東日本大震災に際し、高須さんは特定非営利活動法人ジャパンプラットフォーム(JPF)を通して、宮城県災害ボランティアセンターにボランティアとして派遣され、被災地のニーズとボランティアをつなぐ調整業務に従事しました。高須さんは、ボランティアセンターでの活動の後も東北での災害ボランティア活動を業務の合間をぬって継続しています。以下は高須さんから送られたきた追記です。

2011年6月14日
6月11日と12日は、国際色豊かなボランティアグループ、Nadiaの主催するボランティア・パッケージで石巻に行ってきました。金曜日の夜遅く新宿を出発し、土日に作業して日曜の夜遅く新宿に戻ってこられるので、仕事をしながらでも活動できます。泥だしのシャベル使いはまだまだ慣れず、相変わらず翌日すぐに腕と腰が痛みますが、夏に入る前に一軒でも多くの被災者のお宅が片付くよう、そしてその後も、無理のない範囲でボランティア活動を続けていきたいと思っています。


 

2011年9月30日
全くの偶然なのですが、前回は震災の3ヶ月後で、今回は、半年後にあたる9月10, 11, 12日の3日間、岩手県の大槌町と陸前高田市でボランティアをしてきました。ゴールデンウィーク中、宮城県災害ボランティアセンターで勤務していた際、岩手県は「地球の歩き方」が主催してボランティア・バスツアーを送っているらしい、という話を聞き、いつか参加してみよう、と思っていたのです。参加者46名中、40人がボランティア初体験。はじめの一歩はハードルが高いけど、やってみたら、自分でも出来ることがあると実感できて、次に繋がるのですよね。
川の泥出しも、元田んぼの草刈りも、特別な技術はいりません。
ためらっているあなた、今からでも遅くないですよ。

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