サモアからの被災者激励横断幕

サモアからの被災者激励横断幕が日本に到着~日本クリケット協会チャリティーマッチで掲揚

2011年6月4日,東京、昭島市

「ボランティア精神・クリケット精神」と書かれた被災者激励の横断幕がサモアから日本に到着。横断幕は日本クリケット協会の被災地支援ボランティア活動と共に直接被災地に届けられる予定 (UNV)

6月4日に東日本大震災の被災者を支援する日本クリケット協会主催のチャリティークリケットマッチが行われ、4月5日に、サモアで行われた、国際サモアクリケット協会とサモア国内ボランティア委員会主催のチャリティーイベントで作成された被災者を激励する横断幕が、国連ボランティア計画東京事務所を通して日本クリケット協会に送られ、イベントの会場となった東京・昭島市陸上競技場に掲げられました。

競技に先立って行われた開会式では、被災者激励の横断幕と、サモア国際クリケット協会セブ・コールハセ会長とサモア国内ボランティア委員会議長のネリ―マ・ノーブル国連開発計画サモア事務所所長の連名によるメッセージが、当日対戦する日本クリケット協会選抜チームと在京オーストラリア大使館チーム、会場となった昭島市の市長、副市長、教育長の前で紹介され、被災地復興のための国際社会とボランティアによる支援の重要性、クリケットを通した連帯の輪が国境を越えて広がったことに対する賞賛の意が述べられました。

日本クリケット協会の松村謙一郎顧問は「サモアからの横断幕が、今回のイベントに国際的な広がり・視点を加えてくれた。海外のクリケットの仲間たちや、サモアで活動しているボランティアの皆さんが我々と同じ気持ちを持ってくれていたことを嬉しく思う。」とコメントしています。

「ボランティア精神・クリケット精神」と書かれたサモアの伝統的なデザインをあしらった横断幕には、4月にサモアで開催された国際クリケットカップ、東アジア・太平洋地区第二部トロフィーに参加したサモアをはじめとした6カ国のクリケット代表選手や、サモアで活動する青年海外協力隊、アメリカ平和部隊、オーストラリア開発青年大使などの国際ボランティア、サモア赤十字社等の国内ボランティアから、東日本大震災の被災者に向けての激励メッセージが書かれています。

日本クリケット協会は、被災地の子供たちをクリケットを通して支援する事業「CRIKET FOR SMILES~Connecting the World to Bring Back Smiles~」を計画しており、201年12月までに250か所の被災地を訪問する予定で。松村顧問は「サモアからの横断幕を、今後、我々の計画する被災者支援活動に携行し、サモアのクリケット精神・ボランティア精神を直接、被災者に届けたい」としています。

4月にサモアで行われた東日本大震災被災者支援のための協働事業は、国連ボランティア計画サモア事務所のプログラム・オフィサーとして活躍する北嶋信雅さんのイニシアチブによって開催され、今回の横断幕の受け渡しは、北嶋さんから依頼を受けた国連ボランティア計画東京事務所からの打診を快諾した日本クリケット協会の協力によって実現しました。

お問い合わせ:
国連ボランティア計画東京事務所 担当:長瀬 ≫お問い合わせフォームへ

 

チャリティーマッチでは、日本クリケット協会選抜チームと在日オーストラリア大使館選抜チームが対戦した (UNV)

 

当日は日本クリケット協会の学生ボランティアが子どもたちにクリケットを指導する活動も行われた (UNV)

 

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